最近、街を歩いたり電車に乗ったりする移動中も
携帯も見ずに 本も読まず ウォークマンで音楽も聞かず
「今」のすべてを見たい気分。
わざわざ田舎に行って見る紅葉の色彩や、
美術館で見る美しい絵画の色彩だけでなく、
都会の雑踏の中にも触れたい色彩は沢山溢れている。
人の装いから建物の看板まで、
見ていて本当に飽きない。
音も同様、わざわざウォークマンをつけて聞かなくても
駅のホームに流れる丁寧で心地よいトーンのアナウンスから
自転車を漕ぎながら吹いている口笛のメロディーなど
全てが多重奏の音楽。
そんなシンプルな移動時間を楽しんでいる今日この頃だからこそ、
家でゆっくりと時間を設けて聴く音楽が今まで以上に好き。
最近はこの2枚が
部屋をとても心地よい温度にしてくれる。
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Immigrant's Bossa Band 「A Song For You」
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Moods of la Habana:
Original Music from Cuba and Photos by Robert Polidori