先日『ちびまる子ちゃん』がドラマ化され、放送されていた。
さくらももこ好きの私はもちろん録画し、昨夜やっと見た。
まる子役の子供を始め 皆ハマり役で、大爆笑の渦に一人で巻き込まれていた。そして後半はおそらく全米…いや、全日が涙しただろう。
話の内容は漫画で何百回も読んで分かりきっているはずなのに、ワクワクドキドキしながら見てしまった。とても良いドラマ。
『ちびまる子ちゃん』 に出会ったのはいつだろう。小学生低学年の頃かな。
小学一年生の時に父親の仕事の関係で海外に渡り、年に一度日本に一時帰国する度に『ちびまる子ちゃん』の新刊を祖母に買って貰い、外国に持ち帰り、シワシワになるまで読んだ。もちろんエッセイも読破。自分の中でとても思い出の強い漫画である。逆に 多くの女子が通るであろう道の いわゆる“少女漫画”をあまり読んだことがない。『ちびまる子ちゃん』以外はアメコミで育った。
今でも『ちびまる子ちゃん』は実家に並べて大切に保管してあり、今となっては一回り離れた妹もそれを読んでいる。
さくらももことは通ずる所がたくさんある。…気がする。
昔から同年代と比べると外見も中身も老けていて、年相応に見られたことがあまり無い私。よく言えば「大人っぽい」「しっかりしている」ような印象を与えるが、悪く言えば「冷めている」「若さが無い」。例えば、みんなが盛り上がっている時に客観的にその状況を見てしまう冷めた私なんかはそっくりだと思う。その他もヒク程 馬鹿な時。感動屋なところ。そして常に笑いを取ろうと目を光らしている自分。…幼い頃からそんな所が通ずる気がしていて、いつも作品を見ると「これ、私じゃない!?」と、驚く程 同じ発想や出来事が登場する。
人にちょっと変わっている と言われるタイプの私も、さくらももこのように そこを生かした生き方が出来たら良いな と思う。
職は違えども、目指せさくらももこ。