大抵の人がそうであるとは思うが、歳を取るごとに“結婚”という言葉が自分の中で大きくなってくる。
友達がどんどん結婚してゆき、職場も既婚者が多いから余計にそうである。
特に式に行くと、しばらくは結婚の妄想に更けてしまう。
現在、30代前半の未婚率が男性46%、女性27%だそう。
女性の三人に一人は未婚ということ。最近「勝ち組」「負け組」という厳しい言葉があるが、世間からの目で勝ちたいとか負けたくないとかではなく、やっぱり結婚をして家庭は作りたいのが大抵の人の夢。
だが時代は晩婚化。
とあるニュース番組で特集を放送されていた。
『親の縁は子の縁』という 親が子の結婚相手を探す会を取材していた。会費は1万円。その世界では、その額は安いらしい。
仕組みは…出席者全員の息子・娘の年齢(30代が中心)や職業、学歴、そして理想の相手などが書かれた紙が予め配られ、その一覧を見て 親が我が子と合いそうな人を見極め、その親の方と代理でお見合い。良い感じであれば、写真とプロフィールを交換し、家に持ち帰り、子に見せる。子も気に入れば当人同士がお見合いをする。
…という逆回りの出会い方。コンビニの緑茶の種類程、出会い方も何種類もある時代だなぁと感心。
この仕組みは親同士の相性が良いところからスタートするので結納まで駿足に進むらしいが、対面させる以前に子が写真とプロフィールを見て相手を気に入らなければ水の泡。
30代になっても親が財布を握る子供もいる。親に服を選んでもらう要領で 結婚相手を探して貰うような状態で、果たして当人は結婚後 家庭を自分で作ってゆけるのか。
…と、余計なお世話はさておき。
いつか温かく愉快で素敵な家庭を築けますように。