総武線で浅草橋へ。
総武線沿いは、昭和の雰囲気がどことなく感じられ、文学の街で洗練されたイメージもあり、電車で通るだけでも心に静けさが宿る。
晴れた日でも常に曇りの日や霧がかかったようなしっとりした空気に見える。日本の侘寂、と言うか 和を感じる。だからこの沿線は好き。
「電車で座る技術」という本を読んだことがある程、普段即座に席に座る私も、総武線では窓際で立っていたい。
飯田橋駅付近に来て車内から見えるカナルカフェ。異国感のあるテラスが、ロマン心をそそる。
浅草橋に到着。いつも私が浅草橋に来ると雨が降る。浅草橋限定雨女。
用事を完了させ、ふらふら歩く。
すると、最近ずっと欲しいと言っていた鳥を発見。もちろん玩具の。 南国に居そうな黒ベースで嘴が黄緑色、翼の下の方が虹色の鳥(名前度忘れしました…)。小学三年生の頃「好きな動物を一つ調べる」という理科の夏休みの課題で調べた。その時に先生に怒られる程 印刷機で情報を出力し、色鉛筆ほぼ全色を使用して絵を書き、夢中になった記憶がある。過去にも先にもあれが学生時代 私が理系の授業で取った最高得点。それぐらい夢中になった鳥。(…それなら名前ぐらい覚えておけよ、という話だが。)
そんな鳥を我が家のロフトの手摺にちょこんと乗せたかった。今まで探しても見つからず、やっと良いサイズのものに出会えた。
帰り 銀座に向かう途中、乗換えの為に下車した汐留駅構内の催し会場にて またちょうど探していた雰囲気の敷物に出会った。こんな所で出会えるとは 何かの縁ということで…と理由をつけて買ってしまった。
探していない時ほど探しものは見つかる。何でも一回欲を忘れてみると良いのかも。
今日は探しモノ達に二つも出会えた素敵な一日。