ついにデジカメが壊れた。
父から受け継いだ一眼レフも壊れたまま。
私に写メール以外に写真を撮る手段が無くなった。
身支度して持って行くものを鞄に詰めながら「財布と、携帯と、デジカメ…あ、使えないんだった」。
家を出ると 紫陽花が綺麗で「写真撮ろっ…あ、使えないんだった」。なんて切な過ぎる、苦し過ぎる。
もう五分に一回こんなことになるなら、新しいのを買おう。保証期間も過ぎているから修理に出しても高いし。
今のデジカメは スキューバダイビングをする父が海で使えるように と当時唯一防水カバーを付けれるタイプ(タッキーがデジカメ持ったままプールに倒れるCMの)を購入したもの。そしてそれを借りたまま…しかも壊したという…。
そういえば前に父のノートパソコンも壊したっけな…私。見事に父に親不孝な娘である。
とりあえず父に事後報告。言いにくそうに言うと、逆に「今どき300万画素じゃ使いもんにならんでしょ~!600万画素ぐらいの買えば!?今いっぱい良いの出てるから。今の下取り出しな~」と。
…なんと寛大!!大いなる父上。しかも直後に お薦めのメーカーや機種、特徴までメールで送ってくれた。仕事中のはずなのに。私の父より情報収集の早い人には未だに出会ったことが無いな。
実家にいる時はあまり話すことも無く、クールな親子関係だった。だが、私が上京してきてから 何か事あるごとに父の偉大さに気付かされてきた。
頼られることが好きな父に、頼ることも親孝行…と母は言う。それで良いのかな?親って凄いな。
とりあえず購入に向けて 近くにいた男性店員さんに色々尋ねるものの、女だからとナメられ気味。聞く人を変えてみたが、また微妙。今度は女性店員さんを発見し、色々聞いた。凄く接客上手で、私が知りたい情報を150%説明して下さった。父の情報と合わせ、お陰様で「これだ!」というものに出会えた。
本当に良い接客をして頂いて嬉しかったので 思わず店員さんにその感謝の気持ちを話した。
ついに、デジカメ新調。今まで使っていたものがどれだけ不備で旧型だったか痛いぐらいに分かる。
明日からまたデジカメライフ復活!今度は壊さないよう大切にしよっ。