昨日を境目に 日本の季節は夏から秋にバトンタッチ。
気温も一気に10℃近く下がり、温度計も多忙し。
屋台も、出す予定にしていた かき氷の看板を隅に下げ、代わりに急遽メニューに油性ペンで書き加えた『ホットも出来ます!』の文字が 突然終わった夏を物語る。
そんな昨日は、山中湖畔で行われた
“Sence of wonder”に行ってきました。
普段は富士山で背景が埋め尽くされる程の贅沢な場所らしいが、あいにく曇り+雨で 富士山の気配すらも隠す ムラの無い濃霧一色の空。
おかしいな、晴れ女のはずなのに。ま、いっか。
普段は嫌いな雨も こんな日は気にならない。流行りの マイナスイオンのミストサウナ、と思える。
予想を遥かに越える寒さに驚きながらも 3つのステージを行き来し、温かい音楽と 温かい屋台料理で満足。
盛り上げ上手で無意識に踊ってしまう THE HELLO WORKS や Kaoru Inoue。
歌声が染み 無心になって聞き込んでしまう UA や clammbon。
どっか宇宙または異国にワープしちゃいそうな OOIOO や 朝崎郁恵(孫と競演!)。
そして楽しみにしていた 聞いているだけで幸せスマイルになれる PEPE CALIFORNIA。ドラム付で見るのは初めて。
ライブが始まると雨が止み、更に『Sunshine』という曲になると合わせて空も 隠れていた太陽が一瞬こちらの様子を見てくれた。
…奇跡!晴れ男!
音もMCもゆるーーくて あったかい、そしてダンサブル。
本当に幸せ。本当に幸せな時 私は、笑顔を通り過ぎて 怪しくニヤニヤしてるらしく、きっとこの時もニヤニヤしてた気がする。
終わると、走って Tokyo no.1 soul set。懐かしい曲で興奮。
ライブの合間合間には 頂いたcroocsのボールで ビーチバレー…いや、湖畔だから レイクバレー。(風で飛んでしまってご迷惑おかけした周りの皆様、すいませんでした)
あとは持って来ていたシャボン玉をひたすら飛ばした。色とりどりの照明が反射する雨粒とシャボン玉が融合し、大小様々の 光る吹雪が宙を舞う。風のおかげで 見えなくなるまで高く飛んでいった。
日も暮れ、1日が終わりに向かう。
雨と寒さにダメージを受けていたが、温かい豚角煮丼で復活。
初めてライブを見る no.9。ステージ周辺を全てその世界観に染め、時間帯ともハマり、凄い気持ち良かった。
そしてtoeの様子を見つつ 最後、高木正勝。
風でスクリーンが外れたり 色々と準備が大変そうだったが、スタートすると一気に静かな空気が漂う。
曖昧な空を背景に 宙に浮かぶスクリーンには、ハッキリしたラインや 鮮やかな色で流れる水のような繊細さで描かれた映像。その同じ繊細さで弾かれるピアノとの調和が美しくて そのまま寝てしまいそうだった。晴れてたら 絶対芝生にごろん…だった。
聞きたかったがライブ時間が被ってたりで 見れなくて惜しいのもあったり、音響から気候まで 色々トラブルはあったが、やっぱり野外+音楽は 無条件で良い。
私の夏は1日遅れですが これで締めれました。
…さぁ、秋も楽しみますか。