以前とある店で
ぽつんっと目線より少し高い位置に置いてあったのに
凄く魅かれて、しばらく見つめてしまったガラスのパスタ入れ。
倉庫に奥にずっと昔から置いてあったような雰囲気もあるのに、
清さも感じる美しさ。
いつの時代のどこの国の誰の作品かも分からないまま、
ガラスの厚みやゆがみを時々思い出してしまっていた。
その作品を、今月号のCasaBRUTUSで見つけて、
実は日本で製作されたものだと知った。
富山県で妻と子と暮す
流動研究所の
Peter Ivyさん。
「お分かりの通り、かなりの時間がかかっています。というのも週に何日かを2歳の娘のために使っているからなのです。春か夏の初め頃には窯に火をつけようと思っています。」
「作品をお手元にお送りするまでに、制作のタイミングにより何ヶ月もお待ちいただくことがございます。」
HPにはマイペースで、
ほっとするよう言葉が記載されていて
なんだか凄く安心した。
意識的にそういうものを選んでいる訳では無いが、
きっと自分のペースに近い時間が流れているであろう人の作品に
魅かれてしまう。
凄く心魅かれたと同時に、心温まった作家。